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MIXON Protocol



Version: 1.0
Status: Active


本プロトコルは、コミュニティ構造および運営判断の基準を定義し、その透明性を確保するため公開される。

MIXONは特定の組織ではなく、構造運用のためのプロトコルである。

MIXONは、現行の法令および法律に則り運営される。

第1条 理念

すべては構造のために。

第2条 構造

本プロトコルにおいて構造とは、
コミュニティの関係性および運用を成立させる枠組みを指す。

構造は本プロトコルによって定義される。

第3条 設計構想

3.1 構造プロトコル

MIXONは、言語をインフラとしたコミュニティを設計するたための、構造プロトコルである。
MIXONは組織ではなく、構造の設計図として機能する。


3.2 ひとつの構造、無限の文化

MIXONは構造によって基準を示し、
Module(モジュール)によって文化の多様性を生み出す。
構造は共通し、文化は利用者によって形成され続ける。


3.3 構造の維持

MIXONは構造の整合性および継続性の維持を目的とする。判断基準は、構造が損なわれたか否かのみとする。


3.4 構造的接続

MIXONは、共通の構造を持つコミュニティ同士の接続および交流を支援する。
接続方法および互換性については、
※Connect Protocol(コネクトプロトコル)に定める。


3.5 構造=理念

MIXONにおける理念とは、構造を最も抽象的な形で表現したものであり、
MIXONにおける構造とは、理念を最も具体的な形で表現したものである。
理念と構造は同一の概念を異なる階層で記述したものであり、相互に保存される。

第4条 原則

本条はMIXON構造の基本原則を定める。
本条の改定はKernel(カーネル)構成員の合意によってのみ行われる。

4.1プロトコル保護

MIXON Protocolは、構造の定義および運用基準を定める最上位文書である。


(1) 不変部分

本プロトコルに定められた以下の事項は
MIXONの根幹を構成する不変部分とする。
・理念
・構造
・設計構想
これらは改定することができない。


(2) 原則改定の制限

原則はKernelの全会一致によってのみ改定できる。
ただし、理念、構造、または設計構想と矛盾する内容を定めることはできない。


(3) 規則の制限

規則は運用に応じて制定および改定できる。
ただし、原則および本プロトコルの不変部分に反する規則は無効とする。


(4) 無効化規定

理念、構造、設計構想、または原則に反する改定、規則、運営判断、または活動はプロトコル上無効とする。
不変部分を変更する行為は、本プロトコルの改定ではなく、MIXONとは別の構造の成立とみなされる。

4.2 権利・権限

MIXONは、構造と価値の分離に基づき運用される。


(1)構造管理権

MIXON構造の管理および保全は、本プロトコルで定められたKernelにのみ権限が与えられる。
Kernelは構造の維持、接続、および秩序の確保を目的として管理活動を行う。


(2)所有権および著作権

Branchで制作されたコンテンツの著作権および所有権は、当該Moduleまたは制作者に帰属する。
KernelおよびMIXONは、Moduleのコンテンツの所有権を主張しない。


(3)構造とコンテンツの分離

Kernelは構造を管理するが、Moduleの活動およびコンテンツを所有しない。
Moduleはコンテンツを所有するが、MIXON構造を管理する権限を持たない。


(4)コンテンツの共同管理

Module同士は相互の合意により、
・コンテンツ共有
・再利用
・共同制作
を行うことができる。
ただし、作品の所有権および管理方法については、関係するModule間で事前に取り決めるものとする。

4.3 コンテンツ(Branch)

ModuleはMIXON構造に接続された独立した活動主体である。
Moduleとの接続、互換性および運用基準については、
※Connect Protocolに定める。

4.4 接続管理機関(Kernel)

MIXON構造の管理および保全は、
接続管理機関「Kernel」によって行われる。


(1) Kernelの定義

Kernelは、MIXON構造の維持および整合性の確保を目的とする接続管理機関であり、MIXONにおける唯一の運営機関である。
Kernelは複数存在してはならない。


(2) 構成

Kernelは定員制とし、最大構成員数は5名とする。
構成員は既存のKernel構成員による指名によって選定される。


(3) 権限

Kernelは、構造の維持、接続および秩序の確保のため、必要最小限の範囲で管理活動を行う。
Hubの権限は構造に限定され、Branchの創作活動および運営の自律性に介入してはならない。


(4) 承認

Kernelは、Branchの接続に関する承認を行う。
承認は、4.3に定める基準に基づき、構造への適合性のみを判断対象とする。


(5) 介入

Kernelは、構造の継続性・安定性・一貫性が損なわれた場合に限り、Branchに対して必要最小限の介入を行うことができる。
介入は、構造の回復を目的とし、処罰を目的としてはならない。


(6) 継承

Kernel構成員の交代は、既存構成員による指名によって行う。
構成員が欠けた場合、Kernelは後任を選定する。


(7) 機能停止

Kernelは、構造の維持が困難と判断した場合、構造の停止を宣言することができる。
停止宣言はKernel構成員全員の合意によってのみ行われる。


① 停止の効力

停止宣言が行われた時点で、MIXON構造は停止する。


② 停止後の状態

Kernelの停止宣言後、Branchは構造から例外なく分離され、独自の規則に基づき外部団体として活動を継続することができる。
MIXON構造としての運用は行われないが、
※BranchProtocolを運営規範として使用し続けることはできる。


③ 判断基準(参考)

停止宣言は、以下の状況を含む場合に行われる。

・Kernel構成員の継承が不可能な場合
・運営の継続が困難な場合

これらは判断の目安であり、停止の成立条件を制限するものではない。


(8) 代理行為の禁止

Kernelが機能していない状態において、Branchまたはその他の主体が、Kernelの権限を代理、代行、または継承することは認められない。
Kernelの権限はKernelにのみ帰属し、不在時においても他の主体に移転しない。


(9) 再起動

Kernelは、機能していない状態から再構成され、MIXON構造を再起動することができる。


① 再構成

再起動は、新たなKernel構成員の確定によって成立する。


② 連続性の非保証

再起動は停止前の構造との連続性を保証しない。


③ 再接続

停止期間中に分離したBranchは、自動的に再接続されない。
再接続は4.3に定める承認手続に従う。


④ 独立性

停止期間中のBranchの活動は、再起動後の構造に影響を及ぼさない。

4.6不介入の原則

MIXONは、不介入を原則とする。
構造に影響を及ぼさない事象については、一切の介入を行わない。


(1) 民事への不介入

利用者またはBranch間の民事的問題には介入しない。


(2) 外部への不介入

構造外で発生した事象には介入しない。


(3) 未然への不介入

発生していない事象に対し、予防的な介入を行わない。


(4) 自治の尊重

Branchの内部運営および文化形成には介入しない。

4.7介入の原則

介入は、不介入の原則に対する例外であり、
構造の維持を目的とした最小限の措置としてのみ行われる。


(1) 介入の基準

構造の継続性、安定性または一貫性が損なわれた場合に限り介入する。
判断基準は構造への影響のみとする。


(2) 介入対象

構造に接続されたBranch、または構造に影響を及ぼす事象。


(3) 介入権限

介入はHubにのみ認められる。


(4) 横干渉の禁止

Branchは他のBranchに対して介入、指示、制限または裁定を行ってはならない。
Branch間の関係は合意によってのみ成立する。
ただし、連結により親子関係にあるBranchに対しての介入については、※BranchProtocolに定める。


(5) 介入の範囲

介入は構造回復に必要な最小限に限定される。


(6) 介入の性質

介入は一時的措置とし、回復後は解除される。


(7) 処罰の否定

介入は処罰ではなく、構造の是正措置である。


(8) 分岐との関係

構造と整合しない状態は逸脱ではなく分岐として扱う。
この場合、介入ではなく接続の変更または分離によって処理する。


(9) 不介入との関係

構造に影響を及ぼさない場合、不介入の原則を優先する。

4.8意思決定の原則

意思決定は、構造の状態を確定する行為である。
すべての意思決定は、構造の維持および整合性を最優先として行われる。


(1) 意思決定の基本

Kernelにおける意思決定は、以下の原則および順位に従って行われる。


一、構造優先

意思決定は多数の意見ではなく、構造の維持を最優先とする。


二、合意優先

可能な限り、関係者間の合意によって決定する。


三、最高責任者による決定

合意に至らない場合、最高責任者が構造の安定を基準として決定を行う。


四、多数決

意思決定が停滞した場合に限り、最終手段として多数決を用いる。


(2) Branchの意思決定

Branchの意思決定は、当該Branchにおいて独自に定めることができる。
ただし、独自の意思決定手順を採用する場合は、Branchの規則に明記すること。
また、MIXON ProtocolおよびBranch Protocolに反する意思決定は無効とする。


(3) 無効化規定

MIXON ProtocolおよびBranch Protocolに反する意思決定は、その効力を有しないものとする。
当該意思決定は、構造上無効として扱われる。

第5条 MIXONとは

MIXON構造とは、居場所が生まれ続け、意味が更新され続ける構造である。

人は変化する。

文化も変化する。

コミュニティもまた変化する。

そして、変化は時に対立や分裂を生み出す。

しかし、構造が存在する限り、人は再び居場所を作ることができる。

文化は失われても、新たな文化を生み出すことができる。

居場所は消えても、再び生み出すことができる。

だからMIXONは、人や価値ではなく構造を守る。

理念は、利用者やコミュニティに対して、MIXONが何を守る存在であるかを示している。

同時に、それはMIXONに対する戒めでもある。

どれほど多くの利用者を抱えても。

どれほど大きな共同体になっても。

どれほど大きな利益や影響力を持ったとしても。

MIXONは、それらを守るために存在するのではない。

MIXONが守るのは、それらを生み出し続ける構造そのものである。

運用に迷った時。

判断に悩んだ時。

利益とプロトコルが対立した時。

MIXONは常にこの理念へ立ち返らなければならない。


「すべては構造のために。」


プロトコル著者 Author